[Press release] クリムゾンテクノロジー、大広とAI自動作曲システム brAInMelodyを応用し、AIサウンドロゴを開発。

クリムゾンテクノロジー株式会社(本社:東京都世田谷区 、代表取締役:飛河 和生)は、楽曲に対する脳の反応に基づいて自動作曲を行う人工知能の brAInMelody 技術を応用し、東京都市大学 大谷教授とともに、プロジェクトの参加者全員の発声をもとにサウンドロゴを自動作曲するAIシステムの開発に成功しました。
今回、この技術を用いて、株式会社大広(代表取締役社長:落合 寛司)(以下、大広)と協働し、「AIと人でつくるサウンドロゴ」を制作しました。

サウンドロゴとは、ブランドや社名に音楽的フレーズをつけたもので、近年では「音の商標」として商標登録する動きも増えています。クリムゾンテクノロジーでは音の商標の調査業務で培った発声の譜面化ノウハウやMIDIに関する独自技術を活かし、brAInMelody 技術をもとにシステムを完成させました。
サウンドロゴは通常、企業担当者や制作代理店、CMディレクターからイメージを聞き、作曲家が制作します。クリムゾンテクノロジーと大広は、AIを活用した自動作曲システムの権威であり、「AIによる音楽が心を動かすことができるのか」を研究テーマにしている、大谷教授の自動作曲の手法により、新たなサウンドロゴを制作しました。

この試みは富国生命保険相互会社様(代表取締役社長:米山 好映)(以下、富国生命)の100周年プロジェクトスタートにあたり、「AIと職員でつくるサウンドロゴ」と題して実施。富国生命の全国の職員から未来をイメージした「フコクセイメイ」の歌声を集め、音符(MIDI)化し、AIが学習。遺伝的アルゴリズムにより生成されたメロディから、心を動かすサウンドロゴが完成しました。

ブレインメロディについてはこちらをご覧ください。 https://crimsontech.jp/rcvoice/brainmelody_coi/

■大谷 紀子 教授(東京都市大学メディア情報学部 情報システム学科)
1995年東京工業大学大学院理工学研究科情報工学専攻修士課程修了。
同年キヤノン(株)入社。同社情報メディア研究所にて情報検索の研究に従事。2000年東京理科大学理工学部経営工学科助手。2002年武蔵工業大学環境情報学部情報メディア学科講師。2007年同准教授。2009年東京都市大学准教授(校名変更)。2013年同学メディア情報学部情報システム学科准教授(学部改組)。2014年同教授となり、現在に至る。2006年、博士(情報理工学)の学位を取得。現在は、進化計算アルゴリズムを自動作曲などに応用する研究に取り組んでいます。


株式会社大広  https://www.daiko.co.jp/
大広は、日本全国およびアジアに拠点をもつ総合広告会社です。
クライアントのマーケティング課題の解決をはじめ、戦略的なソリューション力と卓越したアイデアで、より効果的・効率的なコミュニケー ションを創出し、提供してまいります。
大広は、ブランドの開発・育成から、販売促進、顧客 管理に至るまで、クライアントと生活者をつなぐ「ロイヤル顧客づくりのプロフェッショナル」としてアクティベーションデザイン® の知見を活かし、 クライアントのパートナーとしての役割を果たしてまいります。

 

楽器フェアにてbrAInMelodyが大人気

楽器フェアAMEIセミナー 「AIエンタテインメントの未来社会」内で、brAInMelody(ブレインメロディ)とリアチェンvoiceを紹介。
一般向けデモンストレーションは初めてとなるbrAInMelodyは大きな注目を浴びました。

AV Watch【藤本健のDigital Audio Laboratory】第784回

https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1149087.html



brAInMelodyプロモーション動画



brAInMelodyは、COIの開発テーマの1つとして、沼尾 正行 教授(大阪大学 産業科学研究所)、大谷 紀子 教授(東京都市大学 メディア情報学部)、ベルギーの研究機関imec社とともに、楽曲に対する脳の反応に基づいて自動作曲を行う技術として開発しています。

▼セミナー当日の様子



ブレインメロディ:AI(人工知能)自動作曲技術を第7回大阪大学COIシンポジウムにて発表

プレスリリース

ブレインメロディ:AI(人工知能)自動作曲技術による新たな当社事業構想を発表



クリムゾンテクノロジー株式会社(本社:東京都世田谷区 、代表取締役:飛河 和生)は、 リアチェンvoiceをはじめとするAIエンターテインメント事業において、「AIによる音創造の新たな世界」を目指し、研究・開発を行っています。
当社は、COIの開発テーマの1つとして、沼尾 正行 教授(大阪大学 産業科学研究所)、大谷 紀子 教授(東京都市大学 メディア情報学部)、ベルギーの研究機関imec社とともに、楽曲に対する脳の反応に基づいて自動作曲を行う技術を開発。今回、社会実装(実際に製品等として実社会で動作させること)の取り組みと題して、第7回大阪大学COIシンポジウム講演にてbrAInMelody(ブレインメロディ)新事業構想を発表致します。   (brAInMelodyは当社の登録商標です)

・ 脳波計測によるAI自動作曲:ブレインメロディ

脳波を計測しながら音楽を聞き、感情モデルと合致した作曲ルールを作成。遺伝的アルゴリズムと共生進化による手法で、脳情報をベースにし感情モデルと合致したAI作曲を行います。
 実際には独自設計の脳波計測用ヘッドセットをつけ、既存のいくつかの曲を聴取し脳波とシンクロさせてサーバーへ蓄積。ヒトが「なりたい気分」を作曲用ルールに当てはめ、AI作曲で「なりたい気分」へ活性化させる楽曲を自動的に生成することをめざします。

・ brAInMelodyについて  (大阪大学産業科学研究所 沼尾正行教授)

 人工知能技術が長足の進歩を遂げ、チェス、将棋、囲碁において人を凌駕し、自動運転の実用化も近づいたことで、技術的特異点まで議論されるようになってきました。その中で人工知能のフロンティアと考えられるのは、人の感情の扱いと小説や音楽などの創造行為です。人工知能による小説の著作や自動作曲が話題になっていますが、従来の創作の種は人が仕込んできました。これに対し、brAInMelodyは人の与える創作の種を減らして、柔軟性と自律性を上げることを目標としています。
 創作の目的は受容者(音楽の場合、リスナー)に感動を引き起こすことにあります。この考え方に基づき、リスナーの反応を見ながら創作を行います。その際、リスナーの反応すなわち、音楽鑑賞時の感情を測定します。さらにこの感情モデルをもとに、AIがリスナーの反応を予測しつつ自動作曲を行います。brAInMelodyは、将来のさらなる人間力の活性化にむけ、感情からユーザを活性化させることを目指し研究開発を行っています。


・ 大阪大学 Center of Innovation(COI)拠点とは


大阪大学COI拠点は、全国に18ある拠点のうちの一つ「人間力活性化によるスーパー日本人の育成拠点」として採択されました。本拠点には、大阪大学、サテライトの金沢大学の他27企業、17研究機関が参画しており、企業と大学研究者とがunder one roofのコンセプトのもと、大阪大学キャンパス、金沢大学キャンパスに集結し、本拠点の最大の強みである「医学」「脳科学」「理工学」の連携、また産学連携を活かし、「セルフエンパワーメント社会の構築」をテーマに掲げ、画期的な研究成果を社会実装していくこと目指しております。

・ Center of Innovation(COI)とは

文部科学省は、平成25年度に「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」を創設。このプログラムは、将来社会のニーズに応え、あるべき社会の姿、暮らしの在り方を設定し、それらを基に10年先を見通した革新的な研究課題を特定した上で、既存分野・組織の壁を取り払い、企業だけでは実現できない革新的なイノベーションを産学連携で実現していくものです。

発表イベント
第7回大阪大学COIシンポジウム「-セルフエンパワーメント社会の実現に向けて-」

日時:2018年10月2日(火)12:30~17:00(受付:12:00開始)
会場:イイノホール&カンファレンスセンター 4F Room A 
   東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング (東京開催)
    

定員:200名 ※参加費無料(要事前登録)

シンポジウムの詳細については、こちらをご覧ください。 https://www.coistream.osaka-u.ac.jp/photo/other/1536728219.pdf

製品写真

▼使用する測定用PADとヘッドセット



▼測定の様子
 

本件に関するお問合せ

<本件に関するお問い合わせ> 広報担当 波多江良徳 
〒154-0001 世田谷区池尻 2-37-2 TEL:050-3816-7190 FAX:03-6805-2367 
URL:https://crimsontech.jp/
email:voice@crimsontech.jp

 

JSTフェア2018にて、脳波検知による自動作曲 brAInMelody を出展


沼尾 正行 教授(大阪大学 産業科学研究所)、大谷 紀子 教授(東京都市大学 メディア情報学部)、
クリムゾンテクノロジー(株)、ベルギーの研究機関imecの医脳理工・産学連携チームは、楽曲に
対する脳の反応に基づいて自動作曲を行う人工知能の brAInMelody の開発に成功。
このデモンストレーションを8/30-31 東京ビッグサイトで行われるJSTフェアで行います。
JSTフェアとは、「未来の産業創造」を目指した、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)発の研
究開発成果が一堂に会するイベント。将来の社会・経済に貢献する革新的基礎研究事例や産学連携成果
による製品化事例などを展示するとともに、JSTの事業担当者も会場内に常駐し、企業向けの各種支援事業
制度等の紹介や相談も可能です。

brAInMelodyは、大阪大学 COI拠点内に展示。AI技術を使った新しい試みとして紹介されます。

日時:2018/年8月30日(木)~8月31日(金) 時間:30日:10:00~17:30、31日:10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 西3ホール  小間番号 213
https://www.jst.go.jp/tt/jstfair2018/

大阪大学 Center of Innovation(COI)拠点は、JST(国立研究開発法人
科学技術振興機構)のセンター・オブ・イノベーション(COI)プログラムによる支援のもと、脳マネジメント
により潜在力を発揮するスーパー日本人の実現を目指し、医脳理工・産学連携のプロジェクトを進めています。